ニュースリリース
クルマ・技術
マツダのアイドリングストップシステム「i-stop」が第8回新機械振興賞「機械振興協会会長賞」を受賞
マツダ株式会社(以下、マツダ)はこのたび、第8回新機械振興賞において、財団法人機械振興協会より「機械振興協会会長賞」を受賞しました。「機械振興協会会長賞」は、機械工業にかかわる優秀な研究開発およびその成果の実用化によって、機械工業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関および研究開発担当者に対して贈られるものです。授賞式は2月24日(木)、東京プリンスホテル(東京都港区)において行われる予定です。
●第8回新機械振興賞「機械振興協会会長賞」の受賞について
アイドリングストップ技術は比較的低コストで実現できるため、普及率の観点から高いCO2低減効果が期待されています。しかしながら一般的なアイドリングストップシステムは、エンジン再始動に要する時間が長く、作動音や振動などの問題でも更なる改善が期待されていました。
マツダの「i-stop」は、停止中のエンジンのシリンダー内に直接燃料を噴射し、爆発させることでピストンを押し下げエンジンを再始動させる、独自のアイドリングストップシステムです。エンジン始動時の燃焼力を最適にするために、エンジン停止時のピストン位置を確実にコントロールする「ピストン停止位置制御」や、燃焼室内の空気をクリーンにする「燃焼室掃気制御」など、先進的な技術を導入しました。これにより「i-stop」は、常に約0.35秒での素早い再始動と、作動音や振動を抑えた自然な使い心地を実現しました。今回の受賞では、このような技術をオートマティック車でも実用化し、普及につなげた点が高く評価されました。
また「i-stop」はこれまでに、以下の賞を受賞しています。
【ご参考】 ■財団法人 機械振興協会 ■マツダの環境技術サイト |